4話 爆発 ページ5
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そして､何日かたった時､事件が起きた
それは5時間目の国語の時間｡
先生 ｢お題にそって短歌を作ってみましょう｡
ラスト七文字を"触手なりけり"で締めて下さい
書けた人は先生のところへ持ってきなさい
チェックするのは文法の正しさと触手を美しく表現できるか｣
触手だったのかなぁって…
おかしいでしょ
しまいには､
先生 ｢出来た者から今日は帰ってよし！｣
なんて言うし
どんな短歌にするか悩んでいると茅野さんが
先生の名前が知りたいと質問していた
でも名乗るような名前はないみたいで皆でつけてもらうのがいいみたい
みんなが悩んでる中立ち上がる人が1人｡
潮田君だ
先生 ｢お､もうできましたか､渚君｡｣
もうできたんだ…
早い…
っ！潮田君､ナイフ持ってる…
授業中は攻撃しないことになってたのにどうしたんだろう
潮田君はナイフを先生にふりかざしたけどあっさりと止められてしまう｡
あたりまえか…
でも､その瞬間何が起こったかわからなかった
潮田君が先生に飛びついたと思ったら大きな爆発音｡目の前で潮田君が吹き飛んだ
寺坂 ｢ッしゃあやったぜ！！百億いただきィ！！
ざまァ！！まさかこいつも自爆テロは予想してなかったろ！！｣
なにそれ…
私がいえたことじゃないけど酷いよ
茅野 ｢ちょっと寺坂渚に何持たせたのよ！｣
寺坂 ｢あ？オモチャの手榴弾だよ
ただし火薬を使って威力を上げてる
三百発の対先生弾がすげぇ速さで飛び散るように｣
茅野 ｢なっ｣
いくらなんでもやりすぎだよ…
こんなんじゃ潮田君命が危ないんじゃない！？
寺坂 ｢人間が死ぬ威力じゃねーよ
俺の百億で治療費ぐらい払ってやらァ｣
そう言って寺坂君が潮田君のことを見ると傷ひとつない姿が｡
よくみると変な膜が被さっていた
先生 ｢実は先生月に一度ほど脱皮をします｣
だ､脱皮？
動物でもないのにどうして…
先生 ｢脱いだ皮を爆弾に被せて威力を殺した｡
つまりは月イチで使える奥の手です｣
先生の顔は…
言うまでもない真っ黒だ｡
問題に正解した時の朱色じゃない
失敗の時の暗い紫じゃない
気分が緩んでる時のピンクじゃない
なめているときの黄色と緑の模様じゃない
ドスの効いた黒だ｡
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2019年4月21日 0時
