私達の青春物語 (ページ8)

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部活＿1 ページ8

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私は窓側の席に座って基礎練習を始める｡

だいぶ吹いたところでひと休みしようと楽器を置く｡

教室にはパーリー会議から帰ってきた祐奈先輩がいた｡ (パートリーダー)

窓を見ると走り込みをしている朝斗を発見｡

あぁ､やっぱりかっこいいなぁ…

なんて思ったり｡

天野｢なになに好きな人？｣

｢えっ､ち､違います！｣

天野｢ほんとに～？｣

｢ほんとですよ！練習しましょ｣

天野｢はいはい｣

危ない｡バレるところだった…

まぁ先輩に冷やかされながら終わった基礎練習は､思い出に残るかな｡

高橋｢九条って好きなやついんの？｣

｢え？い､いないよ!!｣

高橋｢ほんとに？目泳いでるけど笑｣

｢き､気の所為！｣

高橋｢まぁなんかあったら相談乗るよ｣

｢あ､ありがとう笑｣

高橋君､話聞いてたのかな…

基礎練習のあとはパート練習｡

フルートのところへ行って練習する｡

練習する曲は今年のコンクールの自由曲､鈴原英史さんの曲で低音も高音も目立てる曲｡

低音の力強いff(フォルティシモ)から始まり､最後は低音から高音にかけて重なっていく｡

とてもかっこいい曲｡

しかもフリューゲルホルンのソロのところをオーボエのソロにするって先生が言ってて､舞い上がっている｡

心実｢じゃあ2小節間は休みだから3小節目からね｣

｢｢はい｣｣

今､パート練習で指示してるのは3年生の心実先輩｡

優しくて可愛い先輩｡

ちょっとおっちょこちょいだけどそんなところも好き｡

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・緒方心実(ｺﾉﾐ)
・Aの一個上の先輩｡
・天然､ドジ
・優しい
・祐奈と仲がいい