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9_女王の座 ページ10

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月日が流れ、ナマエは15歳になっていた。

キヨコとは顔を合わせることも無く、孤独な日々が続いていた。


そんなある日、国王と王妃が別の国をたずねることになった。

「パパ、ママ、行ってらっしゃい、気をつけてね」


キヨコは両親と離れると思うと不安だった

「本当に行ってしまうの?」

「大丈夫だ。」


が、キヨコの不安は不幸にも当たってしまった。
2人の乗った船が嵐に巻き込まれ、遭難してしまった。



ナマエは両親の葬式が終わったあと、キヨコの部屋の前に訪れていた。

「キヨコ?
ねぇ…ドアを開けて?
心配してる…
会いたい、そばにいれば2人で支えあえるでしょ?

私達だけでこれからどうして行くの?

ドアを開けて…」


キヨコもナマエと同じく、両親を亡くし、悲しんだ。

そのせいで、キヨコの部屋は雪が降っていた。

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作者名:いちごみるく | 作成日時:2018年10月28日 16時

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