アナと雪の女王【ハイキューVer.】 (ページ6)

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チカラ少年とトナカイのリエーフが岩だらけの山道を歩いていると騒々しいひづめらの音が響いてきた｡

チカラとリエーフはわきにどいて､近づいてきた2頭の馬に道を譲った｡

真夜中だというのに､こんな山奥に人が馬で来るなんて｡なんの騒ぎだろう？

チカラはリエーフにまたがり､馬を追いかけた

｢走れリエーフ｣

尾根に差し掛かると､馬は斜面を駆け下りて行った｡

チカラは崖のふもとでリエーフからおり､大きな岩の影から下を見た｡

岩だらけの谷間に着くと､王はトロール達に話しかけようとしている｡

王妃は王の腕の中でぐったりとしているナマエをそっと抱きかかえた｡

｢頼む助けてくれ！娘を助けて欲しいんだ！｣

王の叫び声に答えるように､たくさんの岩がゴロゴロと落ちてきては､姿を変えた｡

崖の上からその様子を見ていたチカラはじっくりして目を丸くした｡

｢トロールだ！｣

チカラはリエーフに囁いた｡
と､いきなり目の前のずんぐりした岩もおばあさんのトロールに姿を変えた｡

｢おやまあ､可愛い子達だねぇうちの子にしちゃう！｣