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｢アレンデールにようこそ｣
｢アレンデールにようこそ｣
王国の家臣の声が､港に響き渡る｡
客の1人､髪型が特徴的な髭を生やした大男はテツロウ侯爵だ｡
厳つい顔の護衛を2人従え､ふんぞり返って歩いている｡
｢おお､アレンデール王国｡謎のベールに包まれた､我らが友｡｣
｢城門が開いたことで王国の秘密があきらかになり､富を横取りできるかもしれないぞ…｣
一方城の中では家来の男性がまだ寝ているであろうナマエを起こしに行っていた｡
｢お嬢様､起きてください､お嬢様｣
｢もう起きてる…｣
｢今日は戴冠式です､急いで用意してくださいね｣
｢んん…戴冠式…？そうよ、戴冠式だわ！｣
急いで着替えたナマエは城の中を走り出していた
｢ふふっ戴冠式よ！
窓もドアも空いてる！
なんて久しぶりなの！？
お皿もこんなにたっくさん！
閉ざされてた部屋も､お祝いのために綺麗に飾られてる…
まるで違う場所ね…不思議な気持ち！
でもこの時を夢見てた！
生まれて初めて､音楽にのり､踊りあかすわ
ああ､もう嬉しすぎて私､舞い上がりそう
もう1人じゃないのね､夢のよう…
今日はいろんな人に会えるのよね…
運命の人も会えるかも？｣
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作者名：いちごみるく | 作成日時：2018年10月28日 16時
