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359) 有意義な時間2 (You side) ページ9

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ルナ「大丈夫よ。この個室は防音なの。芸能人専用に作ってるからね!」



ルナさんが私の髪をつまみながら言った。




A「うーん…どうしようかな。いつもお任せしちゃってるから…」




ルナ「じゃあ、私に任せて!Aちゃんをとびきり可愛くしてあげる!」




A「あ、でも仕事柄派手なのはちょっと…」




ルナ「わかってるわよ!少し色を抜いて春らしい栗色に染めましょう?前髪も作って可愛い感じに!」



A「ルナさん、私もうアラサーですよ!?」




ルナ「大丈夫よ!私に任せて!」




急にスイッチが入ったみたいにルナさんは張り切り出したけど

カリスマの指名料払えるかな…なんて心配なる。




ふふふーん♪なんて鼻歌を歌いながら私にケープをかけて


鏡の中の私に微笑みかけながら言った。









ルナ「ジェジュンと別れたんだって?」



A「えっ?」




ルナさんが意地悪そうな顔をして私を見る。





A「ルナさん…なんで…」



ルナ「心配しなくてもいいわ。ジェジュンから直接聞いたのよ。昨日、ジェジュンがここに来たの。」



A「…ジェジュン、韓国に戻ってたんですか?」




ルナ「なんか単発のバラエティの仕事らしいけど。その前にここに寄ってね。」




A「そうですか…」




全然知らなかった。武やユノの事でバタバタしててネットも見ていなかった。



ルナ「Aにフラれた。でも俺はあきらめないって言ってたけど?」




A「…」




ルナ「…その顔じゃあ、今回はただの喧嘩じゃ無さそうね。まぁ、色々と誤解されやすい奴だけど、根はいい奴よね…ってそんな事Aちゃんが一番知ってるか。」



A「…」




ルナ「まぁ、部外者がどうこう言うことでも無いわ。この話はこれでおしまい。」




それっきりルナさんはジェジュンの事を何も話さなかった。




ジェジュンとはシウォンさんのお宅から、車で帰ってきた時以来会っていない。



連絡も来ないし、こちらか連絡もしていなかった。




結局私はジェジュンに「好きな人がいる」と伝えられていない。




電話やメールで話せる事でも無いし、忙しく飛び回っているジェジュンに時間が欲しいなんて言えなくて。



ずっと考え事をしている私とは対称的に、ルナさんは黙々と作業を続けていて



ルナ「出来た!!どう?Aちゃん!」




ルナさんの声でハッと顔をあげると、そこには見たこともない自分がいた。





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設定タグ:東方神起 , ユノ , ジェジュン
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作者名:mari | 作成日時:2020年3月8日 14時

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