･･:*:･Chandelier それぞれの愛し方 8･･:*:･ (ページ15)

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365) 衝撃 (YN side) ページ15

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ドンヘが持ってきた話も気になるが、兄貴を何とか探さないと。

親父の耳にも当然入ってるだろう、何か言ってくるのも時間の問題だ。

仕事で交遊関係がある人物は、キム秘書があたってくれている筈。

大学時代の友人や、昔の彼女、ソヨンとは別に交際している女性がいたとか、俺は本当に兄貴の事を何も知らなかった。

少なくとも、小さな子供の頃は仲の良かった兄弟だった筈なのに。

ふっと時計を見ると18時を過ぎていた。

Aが俺の家で待ってくれている筈。

早く帰らないと。

やりかけの仕事も沢山残っているけど、パソコンの電源を落としてカバンにねじ込んだ。

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車を飛ばして自宅マンションの前までたどり着くと、何やら騒がしい、

よく見るとパトカーが停まっていた。

ユノ「ん？何かあったのか？」

すれ違い様に目をこらしてよく見ると、金髪の男に手を引かれて、女性が車から降りるところだった。

ユノ「えっ！？」

俺は急ブレーキを踏んだ。

ユノ「A！？」

随分と雰囲気は違っているが、間違いなくAだった。

端に車を停めて、慌てて飛び降りる。

たかだか数メートルの距離がもどかしかった。

ユノ「Aっ！！」

大声で名前を叫ぶと、Aと金髪の男が同時に振り返った。

A「わ、ユ…ユノ！！」

慌てて駆け寄ると、もう一人の制服の男に静止される。

警官「あなたは？この方の知り合いですか？」

ユノ「そうです！彼女の恋人です！いったい何があったんです？」

俺の視線は金髪の男に向いていた。

何故ならAの肩を抱くように立っていたから。

A「ユノ！何でもないの！」

明らかに動揺しているAの肩に回った手が、今度は腰を抱いた。

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