361) 頼みのドンヘ1 (YN side) ページ11
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ドンヘ「でさ。げほっ!そのちょうさがいしゃがな?ぶふぉっ!」
ユノ「食べるか喋るかどっちかにしろよ!」
部長室のソファーに向かい合って、俺が買ってきた特大のハンバーガーに食らいつくドンヘ。
黙ってればソコソコいい男だと思うんだけどな。
ユノ「飲み込んでから話せ。」
おもむろにコーラを渡した。
ドンヘ「(ゴクッ) ソヨンがAちゃんを調査させたっていう例のあの資料な。お前から預かった写真と資料をもとに、ちょっと調べてみた。」
ユノ「ああ。何かわかったのか?」
ドンヘ「聞いたことがある社名だったんだ。どうしても思い出せなかったんだけど、ようやく思い出した。ちょっとヤバい会社だぜ?」
ユノ「ヤバいって?どういう事だ?」
ドンヘ「この会社、自分達が調べたネタをもとに恐喝まがいの事をしてるらしい。」
余程腹が減っていたのか、フライドポテトに手がのびる。
ユノ「恐喝?」
ドンヘ「知り合いの警察官が話していたのを思い出したんだよ。(モグモグ)飲み会の席での話だったからうろ覚えで。確認してみたらやっぱりそうだった。」
ユノ「お前…」
ドンヘ「礼はいいから。俺達の仲だろ?」
ユノ「その飲み会、合コンだろ?」
ドンヘ「…(ゴクリ)」
ユノ「…まあ、そんな事はいいとして、その話、信用出来るのか?」
ドンヘ「まあ、一応警部らしいぞ。あれでも。」
ユノ「…もしそれが本当なら…キムジェジュンがまずい立場になるよな。それにAの顔もさらされるかもしれない。」
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作者名:mari | 作成日時:2020年3月8日 14時