351) チャンミンに遊ばれる1(You side) ページ1
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ユノ「じゃあまた夜にな。俺の家で待ってて。連絡する。」
A「うん。いってらっしゃい！」
車で家の前まで送ってもらい、手を振ってユノを見送った。
何かトラブルでもあったのかな？
チカチカと光るユノのスマホより、それを見ようとしないユノが気になった。
A「うーん…急に時間が出来ると、何していいか困る…」
日本語で言った大きめの独り言は、日本語で返された。
「朝帰りですか。お帰りなさいヌナ。」
A「ひっ！お、おはよう！チャンミン！」
振り返ればコンビニの袋を持ったチャンミンがそこにいた。
素っぴんのまま昨日と同じ服。言い訳出来ない状況…
なんか、デジャヴ…
A「き、昨日はありがとう！武ともちゃんと話せたよ！」
チャンミン「そうですか。そりゃあ良かった。それはなりよりだ！ははは…」
ちっとも心のこもってない渇いた笑いをしながら、私の前を通りすぎてエレベーターのボタンを押した。
A「チャンミンは何してるの？このお休み中。」
チャンミン「作りたかったLEGOがあったんで。徹夜で一気に作りました。世界で100個しかないレアなやつです。見せませんけどね。」
A「ヒドイ！まだ見たいなんて言ってないじゃん！」
チャンミン「見たくないんですか？」
A「うっ…見たいケド。」
こうやっていつもチャンミンのペースに引きこまれる。
完全に遊ばれてる気がする。
6階で一度開いたエレベーターの扉を、チャンミンが閉めた。
エレベーターはチャンミンの部屋がある9階まで上昇した。
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作者名：mari
| 作成日時：2020年3月8日 14時
