305) ほんの少しの胸騒ぎ1（You side) ページ5
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#居酒屋
A「ねぇ、何でチャンミン家は広いの？」
チャンミン「知らねぇですよ！会社にあてがわれた部屋があそこだっただけで。てか、榊さんが昔住んでいたでしょ？知らなかったんですか？」
A「知らなかった…だって入ったこと無いし。
あの時、15分待てと言われて。
A「おじゃまします…」
チャンミンの部屋に入れてもらい待つことにした。
通されたリビングに行って驚いた。
何これ。部屋が広い。
家族で住めるような間取りになっていた。
本当に15分で身支度を整えて出てきたチャンミンは、さっきのもっさい男とは別人。
A「詐欺だ…」
チャンミン「何か言ったか？」
A「いえ、何も。」
PM8時を少し回った時、ドンヘさんがやって来た。
ドンヘ「Aちゃん、久しぶり！」
A「ドンヘさん！お久しぶりです！弟の武です。こちらは同僚のシム・チャンミンさんです。」
ドンヘ「やー！Aちゃんに似てイケメンだな！！」
武「ドンヘさん。本当にありがとうございました。紹介してくれたドンヘさんに恥をかかせないように頑張ります。」
ドンヘ「礼ならユノに言ってやって？推薦状書いたり、保証人になったり随分頑張ってたから。あれ？あいつまだ来てない？」
A「はい。」
ドンヘ「おかしいな。今から出るって電話があって。俺より早いと思ったんだけど。ま、そのうち来るよ。先に始めてようぜ。」
私のスマホにもユノからの連絡は無かった。
突然仕事が入ったりすることはお互いに良くある事だから、この時は気にもとめていなかった。
*
*
*
かんぱーい！！
ドンヘ「チャンミン君は？Aちゃんの後輩？」
チャンミン「チャンミンでいいです。はい。まだ一年目です。」
ドンヘ「ええっ？そんな風には見えないな。妙に貫禄が…」
A「はははっ！ですよね！初日からこんな感じです(笑)」
ギロリとひと睨みされて
チャンミン「やたらと世話のやける先輩がいますからね。お陰さまで鍛えられました。」
ドンヘ「やー！いいコンビだな！今日はユノの奢りだろ？武くんもチャンミンもたんまり飲めよ！」
A「ドンヘさんは飲まないんですか？」
ドンヘ「あー…今俺、医者に止められててさ。」
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作者名：mari
| 作成日時：2019年5月16日 0時
