326) すんなりいかないこと2（ＣＭ side) ページ26
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ドンヘ「きっとこの先、すんなりとはいかないことがあると思うけど…Aちゃんを助けてやって欲しい。」
チャンミン「…」
ドンヘ「チャンミンにこんなこと頼むの、残酷か。」
チャンミン「いや…何か予兆があるってことですか？」
ドンヘ「…たぶん。」
チャンミン「多分って。」
ドンヘ「さっき…ユノの様子がおかしかっただろ？あいつがAちゃんにつらく当たるなんてきっとなんかあったんだろうな。チャンミン、心当たりない？」
チャンミン「…」
心当たりなんて…
山ほどありすぎる。
ドンヘ「さっき、《ヌナはお人好しの大バカ野郎ですが、あなたを裏切るような事は何もしていません！》ってユノに言ってただろ？」
俺の声色を真似て再現するドンヘさんに若干イラッとするけど。
良く見てるな。この人。
チャンミン「俺たちが今やっている写真集の事は聞いていますか？」
ドンヘ「キム・ジェジュンのだろ？Aちゃんの元彼の。」
チャンミン「はい。つい先日まで日本で撮影してました。変わり者のカメラマンに、ヌナの元彼。それを慕う後輩の女性の登場。色々事件がおきて、そりゃあそりゃあ大変でした…」
ドンヘ「変わり者のカメラマンねぇー(笑)シウォンのことか。」
チャンミン「シウォンさんを知ってるんですか？」
ドンヘ「知ってるもなにも、ユノにシウォンを紹介したのは俺だから。」
チャンミン「へっ？」
変な声を出してしまった。
ドンヘ「ユノに頼まれてさ。Aちゃんが困ってるから何とかしてやって欲しいって。生憎、カメラマンの知り合いはアイツしかいなくて。」
チャンミン「生憎って。世界的に有名なカメラマンですよ！そう簡単には仕事引き受けてくれないって…」
ドンヘ「らしいな。元々あいつ、人を撮るのが苦手なんだと。ファインダーを通して見ると、その人間の本性が見えるらしい。」
チャンミン「…」
ドンヘ「断られると思ってダメ元で言ってみたら、二つ返事でOKだった。俺も驚いたし。」
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作者名：mari
| 作成日時：2019年5月16日 0時
