321) チャンミンの話（You side) ページ21
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A「えっ？ずっと起きてたの！？」
チャンミン「武は潰れてすぐ寝ちゃったし…ドンヘさんと飲み直したらあの人、底無しで…」
A「へぇー チャンミンよりお酒強い人がいるんだー 意外だねー」
チャンミン「違いますよ。おしゃべりが止まんなくて。朝までずっと話してました。」
《 起きてます。お粥持ってこい！》
チャンミン様からの命令通り、お粥を鍋ごと持って、9階の部屋をたずねた。
武はまだ寝ているし、ドンヘさんは早朝に帰ってしまったらしい。
チャンミン「チョンさんとちゃんと話せたんですか？目が腫れぼったくて余計に顔が丸く見えますが。」
A「う、うるさいな。沢山話をしたよ。もう大丈夫。ご心配をおかけしました。」
意地悪を言いながらも心配してくれているのがありがたくて。
A「武…起きないかな？」
チャンミン「飛行機は昼過ぎの便でしょう？送って行きますからギリギリまで寝かしといてやりましょう。」
鍋ごと温めたお粥をお皿によそって
チャンミンが冷蔵庫から出してきたキムチを並べる。
A「なんか、美味しそう…」
チャンミン「シム家の味ですよ。」
A「へぇー凄い。チャンミンのお母様はお料理上手なのね！」
チャンミン「ヌナのお母さん程じゃあないです。ああーまたあのご飯が食べたい！」
A「そんな事お母さんに言ったら、張り切って毎日ご飯作っちゃうよ(笑)」
チャンミン「ヌナの家族は本当にいい家族ですね…」
A「ん？そうかな？」
チャンミン「昨日、武が言ってました。ヌナの韓国赴任が決まった時、お父さんもお母さんも本当は反対だったそうです。」
A「えっ？ あっさり許してくれたよ？お母さんなんてイケメンと国際結婚しちゃいなさいなんて言って。」
チャンミン「ヌナの先輩という人が家を訪ねてきたそうです。初めて責任のある仕事を任されたから、チャンスを潰さないで欲しい。自分が責任持って面倒をみるからって。」
…え？
チャンミン「おそらくそれって榊さんじゃないかと思うんです。」
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作者名：mari
| 作成日時：2019年5月16日 0時
