256)事件3< You side> ページ6
.
チャンミン「警察に連絡を…」
西村「それはダメだ。Aが偽物のモデルになったことが漏れるのはまずい。それに…明らかに身内の仕業だ…」
身内の仕業？
だって皆、快く協力してくれたのに。
あ… まさか…
ユリちゃん…？
チャンミン「西村さん…心当たりがあるんじゃないですか？」
西村「…頼む。この件は俺に任せてくれないか？ 」
チャンミン「…これは犯罪ですよ？怪我までしてる。」
A「…わかりました。」
チャンミン「ヌナ！！」
A「西村さんを信じます。」
西村「ありがとう…A。必ず償いはさせる。シム、傷の手当てしてやってくれ。」
※
※
※
カメラをスーツの上着にくるんで、西村さんは出ていった。
チャンミン「手…」
A「え？」
チャンミン「手をみせろ。」
明らかに怒った様子で、まじまじも私の手の傷を見る。
チャンミン「細かいキズが沢山あるけど…ガラスも刺さってない。絆創膏で大丈夫」
控え室にあった救急箱から絆創膏を持ってきて、丁寧に貼ってくれた。
左手にいくつも絆創膏が貼られて…痛々しいけど。
でもこの空気のほうが痛いよ。
A「なんか、お料理苦手な奥さんみたい(笑)」
渾身のギャグだったのに。バンビみたいな大きな目でギロリと睨まれ。
チャンミン「はぁーーっ…」
盛大にため息をつかれた。
チャンミン「シウォンさんに訴えられでもして…ユリさんが認めなかったらどうするつもりですか？」
A「…」
チャンミン「やっぱ、何も考えてないか！ いい加減、そのバカがつくほどのお人好しヤメロ。ヌナが傷つくと、傷つく人が他にもいるんだぞ！！」
A「他にもって…」
チャンミン「あ…いや、ユンホさんとか？」
A「ユノには言わないで？お願い、チャンミン。」
チャンミン「とにかく。カメラは西村さんに任せて、シウォンさんに連絡を取りましょう。早くしないと出国してしまう。」
.
.
257)兄貴< YN side>→←255)事件2< You side>
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari
| 作成日時：2018年11月4日 1時
