286)想定外1<You side> ページ36
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ジェジュンがここにいる。
想定外の出来事に体の筋肉が強ばった。
チャンミン「ヌナ…大丈夫ですか？」
A「う、うん。平気だよ。行こう！」
チャンミンとカンさんと共にシウォンさんのお宅の豪華な玄関に向かう。
さすがにこれだけの豪邸だけあって、玄関だけでもうちのリビングくらいはありそうな。
シウォン「ボーッとしてないで早く入れよ。」
迎えてくれたシウォンさんはいつもよりもラフな格好で
それがかえってスタイルの良さを引き立てるから不思議だ。
A「お、お邪魔します！」
リビングに向かうと、そこには既に榊さんとジェジュンがいた。
ジェジュン「おつかれ。」
A「おはよう…ございます…」
何事も無かったように普通に挨拶を交わす。
カン「ほら、ジェジュン。これだろ？」
カンさんはジェジュンの忘れ物を車に取りに行ったようだった。あの青いフェラーリはジェジュンの車なんだ。
シウォン「メンツが揃ったところで、早速始めるか。」
榊「その前に。私からきちんとお詫びさせてください。」
シウォン「詫び？」
榊「カメラの破損の件です。こいつらからも話は聞いています。日本の本社の責任者からも、修理が出来上がり次第お詫びに伺うと言付かっています。この度は大変申し訳ありませんでした。」
立ち上がって深々と頭を下げる榊さんを見て、慌ててチャンミンと共に頭を下げた。
シウォン「その件ならもう済んだ事です。修理も出来るしデータも残っていましたから、何も問題はありません。それに…」
A「…」
シウォン「機材の管理を任せっきりにしていた俺も悪い。シムさんとAさんには嫌な思いをさせてしまいました。こちらこそ申し訳ありません。」
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作者名：mari
| 作成日時：2018年11月4日 1時
