274)らしくない< YN side> ページ24
.
A「…ユノ…キスして欲しい。」
普段のAなら自分から絶対に言わないような事を。
大きな瞳に溜まった涙がポロッとこぼれ落ちる。
ユノ「…おいで。」
手を取って立ち上がらせると、Aのほうから抱きついてくる。
らしくない。
ユノ「A。何があったのか話して？これじゃ心配で帰れない。」
A「キスして…お願いだから…ダメ？」
ゆらゆらと揺れる瞳に俺が映る。
ユノ「俺が我慢出来なくなる。」
A「いいの。ユノでいっぱいにして欲しい…」
ユノ「…っ」
たまらずAを抱き上げて、寝室に運びベッドにそっと降ろした。
ユノ「まだ熱があるのに…」
A「大丈夫だから…」
そんな事を言われたら俺が止まらない。
薄く開いた唇に唇を重ねる。
一度重なったらあとは吸い寄せられるようにお互いを求め合い止まらない。
A「ユノっ…」
ユノ「A…会いたかった…」
あっという間に生まれたままの姿になった俺たちは、お互いの体温を隅々まで確認する事もなく、性急に繋がった。
ユノ「…Aの中、温かい。」
A「んっ…ユノ…もっとキスして…」
しきりにキスをせがむまりを変だと思いながら、目の前の愛しい人に夢中になった。
熱のせいか、いつもよりピンク色に染まった体がセクシーで
油断すると直ぐに持っていかれそうになる。
A「ユノ…どこにも行かないで…」
ユノ「当たり前だろう？ずっと側にいるよ。」
ちらりとソヨンの顔が脳裏をかすめた。
《私は…ユノがいい…》
ソヨンと一緒にいるところをAが見ていたなんて夢にも思わなくて
不安に思っている事をこの時に気がついてやれなかったんだ。
.
275)ダメダメだった私< You side>→←273)キスして欲しい2< YN side>
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 345人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari
| 作成日時：2018年11月4日 1時
