251)ふざけるな < CM side> ページ1
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「あんた、何してんだっ！！」
我慢出来なかった。
Aヌナが部外者の目に晒されないように警備の体制を急遽組み直して、撮影現場に戻ってきて目にしたものは《キス》
固まるヌナを見ていたら、それが同意の上ではないと言う事は直ぐにわかった。
撮影終了してメイク室に戻る途中のジェジュンさんに掴みかかった。
自分の立場なんてすっかり忘れていた。
チャンミン「あんた、何してんだっ！！一体どういうつもりだよ！」
急に掴みかかった俺に驚いたカンさんは、
カン「シムさん。落ち着いて話しましょう！」
俺を引き剥がそうとするけれど、ジェジュンさんは静かにそれを制した。
ジェジュン「カンさん。大丈夫だから。シムさんとふたりにしてくれない？」
落ち着きはらったジェジュンさんはそう言った。
カン「わかった。シムさん。申し訳ありませんでした。全てはこちらの非です。後程お話させてください。」
カンさんとメイク室にいた何人かが部屋を出ていった。
静まり返った部屋。
一人で興奮してる俺がバカみたいじゃないか。
ジェジュン「座って。」
ソファーに座ることを促されるも
チャンミン「結構です。何故あんな事をしたのか、理由を教えて下さい。いい画を撮るためだっただけなんて言わせませんよ！」
ジェジュン「まぁ…確かに。いい画を撮るためっていう理由もあるけどな。」
チャンミン「Aヌナがあなたとの仲を噂されて、この撮影中も陰口叩かれてたのは知ってるでしょう？あなたのせいで韓国に行ってからずっとです。」
ジェジュン「…」
チャンミン「それだけじゃない！一般人のAヌナをモデルに使って、あんなことしてたのが表に漏れたら…」
ジェジュン「責任は取るよ。
Aにはうちの事務所に来てもらおうと思ってる。」
チャンミン「 は？？ 何言って… まさかヌナをうちの会社に居づらくさせるためにわざと？」
ジェジュン「俺が勝手にやったことだし、あの程度じゃあクビにはならないと思うけど。」
チャンミン「ふざけるな…ヌナは簡単に辞めたりしない。」
ジェジュン「本人もそう言ってたよ。この仕事好きだって。辛い事は沢山あるけど、辞められないって。」
チャンミン「ヌナが…」
ジェジュン「シムさんもさぁ…Aの事好きなんだね。」
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作者名：mari
| 作成日時：2018年11月4日 1時
