241) お守り< You side> ページ41
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A「これだけは…着けていていいですか？お守りなんです。」
衣装「いいわよ！衣装にも合ってるし、よく似合ってるから。」
《これがあればいつでも一緒にいられるからね。》
あの日からずっと着けていたこのネックレスは外したくない。後ろ姿なら写ることも無いだろうし。
メイク「じゃ、行きましょうか。」
A「はい…」
メイク「お待たせしました！準備出来ました！さ、Aさん！」
う…心臓が口から出そう！！
部屋に入ると向き合って打ち合わせをしてきた人たちが一斉に振り向いた。
チャンミンはポカンと口を開けたまま固まり、ジェジュンも目を見開いたまま。
そ、そんなに変だった！？
A「すいません！やっぱり！」
慌てて逃げようとした時に
シウォン「ふっ…化けたな。想像以上だった。」
シウォンさんがニヤリと笑う。
A「え？」
メイク「でしょう？Aさん綺麗なのに勿体ない。普段からお洒落すればいいのよ。」
ジェジュン「A、凄く綺麗…その髪もその服もよく似合ってる。」
カン「本当ですねぇ…これなら樹里さんにも引けを取らない。」
チャンミン「…」
シウォン「さぁ、時間がない。撮影始めるぞ！」
※
※
※
部屋の外に出ると大勢の撮影スタッフさんたちが私たちを待っていた。
「すげー！Aさんキレイ！」
「最初からAさんがやればよかったじゃない！」
スタッフさんたちのお世辞が飛び交う。
顔が熱い！
穴があったら入りたい…
そんな中でもユリちゃんだけは、怒りを隠せない様子でこちらを見ていた。
A「…」
スタッフ「さ、行きましょう？」
A「あの…チャンミンは？」
スタッフ「Aさんの顔が外部に漏れないようにって、警備の人たちに交渉に。」
A「チャンミンが？」
スタッフ「はい。どこから聞き付けたのか、ジェジュンさんのファンの方が何人かいて。短距離ですけどジェジュンさんとは別に車で移動します。顔が見えないように僕たちが守りますから。」
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242) 守ってくれる< You side>→←240) 変身< You side>
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作者名：mari
| 作成日時：2018年7月7日 0時
