238) やらかしやがった< CM side> ページ38
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ジェジュン「一度、見せてもらったことがある。すごくあたたかくてAらしい水彩画だった。学生時代には美大目指してたって言ってたな。俺と会った時にはもう諦めたって言ってたけど。そんなにトラウマになってたなんて知らなくて…」
チャンミン「…」
ヌナからそんな話を聞いたこと無いけど、あのラフ案がやたらと上手かったのはそういう事か。
チャンミン「ジェジュンさん。普通に接してあげてください。いつも通りに。お願いします。」
カンさんが戻ってきたら、慌ただしく着替えやメイクが始まった。
ジェジュンさんの手には、Aヌナが描いた最後の撮影用のラフ案。
そんな話を聞いてしまったら、ものすごく神聖なものに思えてくる。
今日の撮影は街中で行われる。
恋人同士が一緒に買い物したり、ご飯食べたりのいわゆる普通のデートなんだけど
大スタージェジュンさんと人前でデートなんて出来なかったんだよね。ヌナ。
基本的にはお店は借りきってるけど、ギャラリーをどこまで抑えられるかどうか。
普段より警備員を増やしていた。
それにしても…樹里さん遅いな。
もうとっくに来てもいい時間の筈なのに。
そんな事を考えていたら、西村さんがスマホを抱えて部屋に飛び込んできた。
西村「大変だ！シム！樹里さんが来れなくなった。」
シム「は？どういう事ですか？」
西村「なんだかよくわからねぇんだけど、昨日撮影終わりどこぞのクラブに行ったかなんかで…男といるところをスクープされたらしい。」
シム「…」
西村「その対応に追われて今日は来れなくなったって。どうする？シウォンさんも今日を外したらもうスケジュールが空いてないだろ？」
シム「…いつかなんかやらかすと思ってましたけど、本当にやらかしやがった…」
西村「とりあえず、シウォンさんに相談…」
カン「どうかしましたか？」
そこには着替えとメイクを完璧に終えたジェジュンさんとカンさんが立っていた。
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239) 代打< You side>→←237)泣かせた< CM side>
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作者名：mari
| 作成日時：2018年7月7日 0時
