214)身代わり<YN side> ページ14
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Dr「傷も浅いし、出血も少ないので心配ありませんよ。数日の入院で帰れます。」
ドンヘが運ばれた救急病院は知り合いの病院で。信頼できるドクターにドンヘを託した。
麻酔で眠るドンヘを任せて、今度は警察で事情聴取。
《ユノッ！！》
《ユノ…逃げろ…》
あの時のドンヘの顔が忘れられない。
あの暴漢は明らかに俺を狙ったんだ。
警察に行って、あの時の状況を聞かれる。
もう既にあの男や周りにいた客から話を聞いていたようで、状況に食い違いは無いようだった。
刑事「 あの有名な◯◯カンパニーの一族の方ですか…」
ユノ「はい。」
そんな事はどうでもいい。あの男の身元や動機を聞きたい。
刑事「あなたの推測通り、犯人の男はあなたを狙ったと言っています。」
ユノ「…そうですか。」
刑事「ユンという男をご存じですか？」
ユノ「ユン？」
ユンって、あのユンか？親父に無理やり見合いのような事をさせられて、挙げ句の果てに勝手に転んで怪我して訴訟騒ぎになりかけた。
ソヨンの父親が裏で手を回して、取引を全部解消されかけて
でもあの後、ソヨンに話をしてその話は無くなった筈なのに。
ユノ「あの男に会えませんか？俺を襲った男に。」
刑事「それはちょっと…本人がとても動揺してましてね。」
ユノ「確認したい事があるんです！お願いします！」
渋る刑事に頼み込んで、俺を襲ったあの男との面会を懇願する。
刑事「少しだけですよ。バレたら私はクビです。」
ユノ「ありがとうございます！」
静かに立ち上がった刑事さんの後をついて部屋を出た。
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215)許せない<YN side>→←213)勘違い<You side>
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作者名：mari
| 作成日時：2018年7月7日 0時
