175)魔法使い2<YN side> ページ25
.
優しく出来なかったかもしれない。
無意識なんだろうけど、Aが俺を煽るから。
タクシー降り場で俺を見つけた時の目に涙をいっぱい溜めたのA顔が忘れられなくて。
無理してでも日本に来て本当に良かったと思った。
俺の腕の中で微睡んでいる君は、本当に限界まで追い詰められていたんだ。
だから、キム・ジェジュンの事は何も聞かない。
俺はAを信じてる。
A「...魔法使いみたい。」
ユノ「ん？何か言った？」
A「ううん(笑) 」
魔法使いは君のほうだよ。
出会ってからまだ間もないと言うのに、信じられないようなスピードで俺の中をいっぱいにした。
一緒にシャワーを浴びたいけど、さすがにそれはまだ恥ずかしいだろうと思って、交代で浴びようと提案した。
バスローブを持ってきてAの肩にかけると
A「ありがとう///」
いい大人なんだけど俺達。
明らかに慣れてない感じのAが可愛くて。
脱ぎ散らかした洋服を恥ずかしそうに集めて、シャワールームに入っていった。
シャワールームから水の音が聞こえるのを確認をして、ドンヘに電話をかけた。
ユノ「俺だけど。そっちは変わりないか？」
ドンヘ「おい。そんな事は自分の部下に聞けよ。俺はお前の秘書じゃねえぞ(笑)」
ユノ「社内で一番の情報通だろ？」
ドンヘ「ジニョクさんがまたフラッとどっかに行っちまって、秘書課の奴らが慌ててたけど。最近多いな。そういうこと。お前知ってる？」
ユノ「さあな？婚約式が近いから、母さんやソヨンに振り回されてるんじゃないのか？俺は知らない。」
ドンヘ「お前はちゃんとAちゃんに会えたのか？」
ユノ「ああ、今一緒にいるよ。ありがとな。お前のおかげだ。」
ドンヘ「わかってるだろうな、○○航空との合コン…」
ユノ「わかってるって！帰ったらな！じゃあ！」
兄貴がたまに短時間姿を消すことは俺の耳にも入っていた。
でもしばらくすると戻ってくるらしいし、大きな問題にもなっていなかったから気にもしていなかったけど。
シャワールームの水音が止んで、俺は慌ててスマホを鞄にしまった。
.
176)あの時のメモ<You side>→←174)魔法使い1<You side>
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari
| 作成日時：2018年4月19日 23時
