173)愛してる<You side> ページ23
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A「そういえば、なんでユノがここにいること、チャンミンが知ってたの？」
ユノ「あー…それは…」
ポリポリと頭を掻きながらバツの悪そうな顔をする。
ユノ「Aたちが出発の日に連絡先を渡したんだ。Aに何かあったら連絡してもらえるように。」
A「え？いつの間に？」
ユノ「Aが煮詰まってるからって電話くれたんだよ。で、飛んできた。いや違うか。俺が会いたくて我慢出来なかった。」
A「そっか…チャンミンが…」
ユノ「あいつ、いい奴だな。」
A「うん。チャンミンがいなかったから、私とっくに潰れてたと思う。」
ユノ「…」
ユノはそれ以上何も聞かなかった。
ジェジュンの事も、ジェジュンからの宿題の事も。
ただ…ずっと優しく頭を撫でてくれていた。
A「ユノの匂いってね。癒しのアロマみたいで。」
ユノ「ふっ…そうなの？(笑) それは光栄だな。」
A「すごく…安心する。」
すぅー…
いつものように首筋に顔をうずめて、大きく息を吸った。
ユノ「あー…それ。凄く嬉しいんだけどさ。自制がきかなくなる！」
A「え？」
ユノが急に私に覆い被さり、いたずらっ子のようなどんぐり目で
ユノ「煽ったAが悪い。」
オデコのキスを合図にたくさんのキスが降ってきた。
※
※
※
ユノはいつでも優しい。
《優しくできなくてごめん》なんて言うけど、どんな時でも私を丁寧に扱ってくれる。
初めて会ったあの日もそうだった。
出会ったばかりの私を抱く時ですら、こわれものを抱くように丁寧に。
A「あぁ…ユノ……」
ユノ「A…愛してる…」
真っ直ぐに気持ちを言葉にするユノも
ユノ「俺で感じて…声、我慢しないで…」
壮絶に《男》のユノも
ユノ「A…俺を見て…俺だけを見てて…」
時々みせる独占欲も
ユノの全てが好き…
愛してるよ…ユノ…
愛してる…
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作者名：mari
| 作成日時：2018年4月19日 23時
