169)日本へ<YN side> ページ19
.
ユノ「ドンヘ。悪い。俺日本に行ってくる。」
ドンヘに手配してもらったカメラマンはどうやらかなり有名な人らしい。
なんであいつがそんな有名な人と知り合いなのか謎だけど。
Aの仕事を妨害している輩がいると聞いてしまったら、とにかく俺は一刻も早くAに会いたくて。
予定をずらせる仕事はずらし、部下に任せる仕事は任せて、捻出出来た時間は1日半。
1時間でもいい。
Aに会えたら。
翌朝。
パスポートと最低限の荷物を鞄に突っ込んでタクシーに飛び乗った。
夕べのうちに予約しておいた朝の便に乗って日本に向かう。
昨夜は全く眠る事が出来なかったから、目を覚ましたのは日本着陸の時で。
日本の地に降りたって直ぐにシムさんにメールをした。
Aの予定を確認するため。
仕事の邪魔はしたくない。Aが仕事に追われて忙しかったら、会うのは諦めて帰ろうと。
シムさんから、直ぐに返信が返ってきた。
《今日は撮影の打ち合わせがありますが、夕方にはAヌナを解放してあげますよ。これで貸し借り無しです。》
思わず小さくガッツポーズをする。
夕方まで時間が出来た。
宿泊する予定のホテルに荷物を預けてひとりでふらっと東京の街を歩いてみる。
仕事で日本に来ることはあるけど、大抵スケジュールがぎっしりと詰まっていてひとりで出歩いた事なんて無かったから。
気がつけば結構歩いていた。
目の前には有名ブランドの店が立ち並び、華やかなジュエリーショップの前で立ち止まる。
ユノ「あ、これ！Aに似合いそう。」
ショーウインドーに飾られていた小さなダイヤのネックレスが目にはいった。
「何かお探しですか？」
店員さんに話しかけられたけど日本語がよくわからないから英語で返すと、韓国語のわかる人を呼んできてくれて。
「こちらのネックレスは限定品なんですよ？こちらは最後の一点で。」
限定品という言葉に弱い訳じゃないけど、見れば見るほどAにピッタリなような気がして。
ユノ「これください。」
Aの誕生日はまだ先だけど、お守り代わりに身に付けていてくれたら。
ユノ「完全にストーカーだな(笑)」
自分の変貌ぶりに苦笑した。
.
170)再会1<You side>→←168)チャンミンの企み<You side>
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mari
| 作成日時：2018年4月19日 23時
