099）今日という日を忘れない<YN side> ページ48
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ユノ「Aさん。俺、Aさんの事が好きだ」
A「え？」
ユノ「ごめん。一方的にこんなこと言って…でももう我慢出来なくて」
目を見開いたまま固まるAさん。
ユノ「出会った時からずっと好きだった…奇跡的に再会出来た時には、本当に嬉しくて…仕事でも何でもいいから側に居たかった。」
A「ユンホさん…」
ユノ「Aさんが元彼を完全に忘れられるまで待とうと思ってたけど…我慢出来なくてごめん。」
Aさんの瞳が揺れた。
A「ユンホさん。私も…私もあなたの事が好きなんだと…」
ユノ「Aさん！本当に？」
A「安藤様にあなたの夢を手伝いたいと口走った時に…自覚しました。ユンホさんが好きなんだって。」
ユノ「…」
A「ユンホさんは、本当はまだソヨンさんの事が好きなんじゃないかって…お家の事情で無理矢理諦めようとしてるんじゃないかって思ってた。」
ユノ「ちが…それは違うよ！Aさん！」
A「胸がチクチクするのは… 好きだからだってわかったから…だから…」
何か言いかけたAさんをグッと引き寄せて抱きしめる。
ユノ「ありがとう…嬉しくて心臓止まりそう…」
Aさんも、控えめだけど俺の背中に手を回してくれた。
A「ユンホさん。言いたいことって…」
ユノ「うん。好きだって。そう言いたくて。」
A「ありがとうございます。私もあなたが好きです。ユンホさん。」
ユノ「その敬語も止めようよ。俺達今から恋人同士だろ？」
A「うん。でも仕事の時はやっぱり…」
ユノ「じゃあ…せめて、ユノって呼んで。ならいいでしょ？俺もAって呼ぶ。」
A「うん。わかった。」
幸せで幸せで本当に幸せで、もう一度Aを抱き寄せる。
俺の28年人生の中で、こんなに幸せな事が一日に2回も起こるなんて
今日という日を一生忘れないと思う。
A「ユ…ユノ？」
ユノ「あ、ごめん。つい嬉しくて。明日、Aのご両親に付き合ってますって挨拶してもいい？」
A「そ、それはさすがにびっくりするんじゃ…ひとりで行くとしか言ってないし。」
ユノ「じゃあ、びっくりさせよう。(笑)」
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作者名：mari
| 作成日時：2018年1月31日 23時
