053)しっかりシム君2<You side> ページ3
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# 翌日
榊「うー… 体が痛ぇー」
A「もう!シム君がいなかったら、大変な事になってましたよ!少しは自重してください。榊さん。」
榊「ありがとなー シム。」
チャンミン「いいえ!いい運動になりました。」
A「大人だねぇ…シム君。それはそうと、何でシム君が私と同じマンションだって黙ってたんですか?」
榊「あれ?言ってなかったか?あそこは会社が借り上げてるから。俺が住んでた部屋を紹介した。」
高所恐怖症で高い所には住めない榊さんが出ていった部屋は9階。
私は6階。
いつの間に引っ越ししたんだろう?シム君。
A「こっちの人だって聞いたから、ご実家から通うんだと思ってた。」
シム「ソウルに実家はあるんですけど…ずっと一人暮らしなんで今更…って奴です。年頃の妹たちもいるし。」
A「そうなんだー!ご近所だね!よろしくねーシム君。」
チャンミン「チャンミンでいいです。なんか、違和感満載なんで。」
榊「じゃあ、チャンミン。早速だけどAと一緒に得意先に挨拶回りに行ってこい。」
チャンミン「はい。わかりました。」
A「…。」
うちの会社の大きな得意先には芸能事務所がいくつかあって。
最も付き合いが長いのはジェジュンの所属する事務所。
行かない訳にはいかないよな…
あれから、ジェジュンからは何も連絡はない。
付き合っていた4年という時間は、長いような短いようなで。
こんな終わり方をするなんて思いもしなかった。
あんな形で帰ってきてしまったから、自分の中の気持ちが整理出来なくて。
チャンミン「…ヌナ。Aヌナ!行きますよ!」
A「あ、あぁごめん!」
チャンミン「ボーッとしてると置いていきますよ!」
A「 (笑) 何処に行くかわからないくせにー!」
チャンミン「得意先のデータなんて、全て頭に入ってます。なんなら僕一人でも。」
A「う…お供させてください…」
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作者名:mari | 作成日時:2018年1月31日 23時