067)ばれた??<You side> ページ17
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出勤途中でいつものコーヒーを、榊さんと、最近はチャンミンの分も買いこんで。
コーヒーを飲みながらメールチェックをして、終わると営業に出かける。
毎日がそんな仕事のスタイルだった。
今日もコーヒーを飲みながらパソコンを見ていると
Pull Pull Pull …
見たこともない番号からの着信。
A「ん?誰だろ?」
【はい!高城です。】
【Aちゃん?俺ぇー!ドンへでーす!】
A【え?ドンへさん?】
ドンへ【元気ー?】
A【元気ですよ。ドンへさんは?】
ドンへ【俺はーそうでもないかな。】
A【え!?どうかされたんですか?】
予想外に大きな声を出してしまったようで、榊さんとチャンミンの視線を一斉に浴びる。
A【ああ、ちょっと待ってください】
急いで立ち上がって部屋の外に出た。
A【もしもし?ドンへさん?何かあったんですか?】
ドンへ【ちょっとね…ユノが困ってて。】
A【ユンホさんが!?何があったんですか?】
ドンへ【落ち込んでるからさぁ…慰めてやってよ。今日、一緒にランチでもどう?】
A【今日ですか?お昼なら…伺います。どこに行けば…】
ドンへ【じゃあさ、⚫⚫通りの▲▲つっていう店で。待ってるからー!】
ブチっ
A「…切れた。」
部屋に戻ると、榊さんが心配そうな顔をしてこちらを見ている。
榊「大丈夫か?」
A「大丈夫です。知り合いでした。今日、お昼に少しだけ出てきますね。」
チャンミン「…」
ユンホさんが困ってる?
彼女のこと?
いやまさか、部外者の私に通訳させたのが会社にバレたとか?
どうしよう…私が余計なことしたから??
それからお昼までの間、私の頭の中はユンホさんの事で頭がいっぱいだった。
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作者名:mari | 作成日時:2018年1月31日 23時