066）尊敬するよ<YN side> ページ16
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#翌日 部長室
ドンへ「ユノっ！じゃない、チョン部長！例の安藤様との契約の件ですが…」
ユノ「なんだよ！勿体ぶってないで早く言え。」
ドンへ「契約日の繰り上げは了承してもらえた。ただし…」
ユノ「ただし…何だよ？」
ドンへ「条件があると。ひとつはチョン部長。お前と直接契約を交わしたいと言ってる。」
ユノ「それは問題ない。スケジュールを空けるよ。他にもあるのか？」
ドンへ「二つ目の条件は…」
ユノ「何だよ！早く言え！」
ドンへ「同席させる通訳を先日の女性に…との条件だ。」
ユノ「え！？Aさんを？」
ドンへ「そうなんだよ。韓国内ならともかく、部外者のAさんを日本に連れてくのは難しいだろ？」
ユノ「…」
それは…無理だ。Aさんにそこまでの無理は言えない。それにAさんだって仕事がある。
ユノ「はぁ…アウトだな。」
全身の力が抜けて俺はソファーにへたりこんだ。
ドンへ「それがそうでも無いかも？(笑)」
ユノ「なんだよ！どういう事？」
ドンへ「お前は絶対にAちゃんに言えないと思って、俺が代わりに連絡しといてやった。」
ユノ「はっ！？ドンへ！お前、Aさんに何言った！？てか、何で連絡先知ってる！！」
ドンへ「俺の情報収集力をナメてもらっちゃ困る。Aさんの会社がここから近い事もリサーチ済〜！てか、名刺貰ったからだけど。」
ユノ「いつの間に…」
ドンへ「ユノが困ってる。助けてやって欲しいって言ったら、お話伺いますって。Aちゃん、優しいな。」
ユノ「お前な…」
ドンへ「なんだよー！折角話をするチャンスを作ってやったのにー！」
ユノ「Aさんに迷惑をかけるな。」
ドンへ「詳しい事は自分で話しな。今日の昼にランチ一緒にって声かけてあるから。」
ユノ「はぁ…お前のそういうとこほんと尊敬するよ。でも無理強いはするな。迷惑かけたくないんだ。」
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067）ばれた？？<You side>→←065）独占欲<YN side>
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作者名：mari
| 作成日時：2018年1月31日 23時
