検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:276,938 hit

045)ユノって呼んで<YN side> ページ45

.





A「うん。美味しいです!このパスタ!」





ユノ「でしょ?小さな店だけどウマイんだ。ほんとうはワインが美味しいんだけどね。怪我もしてるし熱が出たら困るから。ワインは次にしよう。」




なんて。

次の約束を取り付けようとする自分が可笑しかった。






A「よく来るんですか?このお店。」




ユノ「んーまあ、さすがに男一人じゃあ来ないけどね。」




A「…」





Aさんが黙ってしまい、言ってしまってから、しまった!と気がつく俺はバカだ。







A「あの…チョンさん…あの時は本当に…ごめんなさい。黙って帰ってしまって…」




ユノ「ああ。でもモーニングコール頼んで行ってくれたでしょ?おかげで寝坊しなくてすんだ。」





本当はずっと起きていたんだけどね。







A「チョンさんは…先に進めたんですか?その…あの時待ち合わせしていた人とは…」





ユノ「うん。正直会社では毎日顔を会わせてるんだけど、気持ちの整理はついたよ。」





A「そうですか…良かった…って言ってもいいのかな?」




ユノ「僕の中ではスッキリしてる。Aさんのお陰だよ。」




A「私は…迷惑かけただけで何も…」





ユノ「迷惑なんて何もかけられてないけど。でもAさんが気になるなら、今日のことでチャラにしよう?いい?」




A「…はい。」





ユノ「ね…Aさん何歳?」




A「え!?にじゅう…はち…ですけど…」




ユノ「ホントに!?何月生まれ?」



A「9月です。」





ユノ「僕たち同い年だ。」





A「えっ!? ゲホッ!ゴホッゴホッ…」




ユノ「驚きすぎだよ(笑)僕、そんなに老けてる?ちょっと傷ついた…」





A「や…落ち着いて見えたから?老けてるとかそんなんじゃ…」




ユノ「じゃあ、敬語はやめよう。名前もチョンさんじゃなくてユンホって呼んで?ユノでもいいよ。」





ちょっと強引だったか?


でも急に近づいたふたりの距離が嬉しかった。






A「じゃ、ユノさ…」

《ユノっ!》





聞き覚えのある声がした。



ユノ「ソヨン!?」







今、最も会いたくない人がそこに立っていた。




.

046)ユノさんの想う人<You side>→←044)奇跡2<YN side>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (512 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
619人がお気に入り
設定タグ:東方神起 , ユノ , ジェジュン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mari | 作成日時:2017年12月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。