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026)今日で最後2<You side> ページ26

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「コーヒーでいい?それとも酒?」




キッチンに向かおうとした彼に思わず声をかけた。







A「待って…ジェジュン…」




私の声に一度は立ち止まったものの、振り向かずにキッチンに入っていく。







A「…」





その場に一人残された私は黙って帰る訳にもいかなくて。









やがてシャンパンとグラスを持ったジェジュンが戻ってきた。






ジェジュン「何でそんなとこに突っ立ってんの?座れよ。」





表情が見えない。







立ちすくむ私の前を通過すると、一人暮らしにはあまりにも大きすぎるソファの真ん中にどっかりと座った。






A「このままでいい…ジェジュン…話があるの。」





ジェジュン「…」







チラッとこちらを見る。
その目は睨んでるようにも潤んでいるようにも見えて。









コトン…


持っていたシャンパンを静かにテーブルに置いた。









A「ジェジュン…あのね…」

ジェジュン「…悪かった。昨夜は。」




下を向いたまま被せるようにジェジュンが言葉を発する。





ジェジュン「事務所のパーティー、なかなか抜けられなくて。連絡取れないし。暫く家の前で待ってたけど帰って来なかったから。」




A「…」






ジェジュン「ホテルに電話しても、個人情報だからって教えて貰えなかった。」




A「え…」



チョンさんと過ごしていたあの時間…






ジェジュン「…心配した」




A「…」







ジェジュン「…座れよ。」






そう言って私をソファに座るよう促した。




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作者名:mari | 作成日時:2017年12月26日 0時

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