検索窓
今日:40 hit、昨日:1 hit、合計:276,919 hit

012)抱きしめたい2 <YN side> ページ12

.





A「本当は私…劣等感でいっぱいなんです。実はもう1年以上前から彼にとって私は都合のいい女だって気が付いてました。」




ユノ「…」





A「でも…なかなか気持ちに踏ん切りをつけられなくて…バカですよね…ほんとに…」





そう言ったまま、俯いてしまったAさんに、たまらず声をかけた。







ユノ「僕もね…どんなに思っても振り向いてもらえない人がいたんだ。子供の頃から。」




A「それって…もしかして今日待ってた?」





ユノ「そう。その人は…僕の兄の婚約者。」




A「えっ?!」





ユノ「幼馴染だったんだ。僕は子供の頃から彼女が好きで。でも彼女はずっと兄貴の背中を追ってた。」




A「…」





ユノ「なんども諦めようとして。無理矢理彼女を作ったりしたけどやっぱり駄目で。」





A「…」






ユノ「だからね。踏ん切りつけられなかったのはAさんだけじゃない。僕だって何年も片思いしていた情けない男だよ。」




A「チョンさん…」





ユノ「自分をバカなんて思うのは止めよう? それにAさんは魅力的な人だよ。もっと自信を持っていい。」








そうだよ。


僕は最初からAさんに見惚れてた。


健気に彼を待つ姿に。








A「…」


ユノ「…」



お互いの目を見つめあう。

視線がそらせない。





体が勝手に動いてた。







頬に手を添えて、泣きすぎて少し腫れたAさんの瞼にキスをした。



そのままゆっくり降りて可愛らしい鼻に



プクッと盛り上がったピンク色の唇に。



触れるだけのキス。






A「///」





ユノ「クリスマスイブを嫌な思い出にするの止めよう?辛い恋は今日でおしまいにしよう?」





.

013)温かいキス<You side>→←011)抱きしめたい1 <YN side>



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (512 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
619人がお気に入り
設定タグ:東方神起 , ユノ , ジェジュン
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mari | 作成日時:2017年12月26日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。