･･:*:･Chandelier それぞれの愛し方 1･･:*:･ (ページ42)

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042）フラッシュバック<You side> ページ42

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ユノ「ほらね。やっぱり診てもらって良かったでしょ？」

こんな小さな傷で病院にかかるなんて恥ずかしいからって言ったのに、知り合いだから大丈夫！だなんて。

ほぼ無理やり連れてこられた病院の診察では、驚く事に小さな傷の中にはガラスの破片が入っていた。

いつまでもジクジク痛いのはこのせいだったんだ。

ピンセットで傷を広げられ破片を取って、傷を一針縫われた。

「ひー！いひゃいっ！」

子供みたいに大騒ぎしてしまった私の手を、苦笑いしながらずっと握っていてくれた。

ユノ「大丈夫？Aさん(笑)」

A「すいません…大騒ぎして…」

チョン「じゃあ、食事に行こうか。怪我してるから今日はお酒は無しね。」

足を怪我してるわけでもないのに、チョンさんは車までエスコートしてくれて。

チョンさんって本当に紳士だ。

ユノ「どうぞ！」

助手席に乗せてもらい、シートベルトまで。

カチャリと音がしたその時、昨日の出来事がフラッシュバックした。

力任せにジェジュンの車に乗せられて、シートベルトをされたこと。

全身がこわばる。

A「ジェジュン…」

あれからジェジュンからの電話は一度も無い。

ユノ「Aさん？どうかした？」

A「いえ…」

思わず手のひらの傷を隠した。

ユノ「…行こうか。何が食べたい？」

チョンさんはゆっくりと車を発信させた。