あなたがやっぱり好きでした 2【N.K】 (ページ19)

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目の保養ページ19

翌日。

今日も

教室の鍵はあいていて。

誰がいるんだろう?

って恐る恐る扉を開ける。

「おはよーございます…」

そう言いながら中に入ると

「「「「おはよう」」」」

男子四人の

声が響いた。

櫻井くん松本くんペアと

相葉ちゃんに二宮くん。

朝から四人勢揃いとは…。

理沙がいたら絶対

「目の保養目の保養」

って騒ぐんだろうな。

「おはよAちゃん！

早いね！いつもこんな時間に来るんだ?！すごい！」

相葉ちゃんって

一日の始まりから

既にこんなテンションなんだな…。

おはよう相葉ちゃん！うん、そうなんだー♪

なんて

返すようなキャラじゃないから

「うん、いつもだよー」

少しだけ笑う。

「ごめんねーAさん

こいつ朝っぱらからうるさくて」

櫻井くんが謝ってくれる。

「昨日、LINEで、明日俺と潤が紙張りに早めに学校行くって話してたの。

したら、俺も行くって言いだして」

説明する櫻井くんの横で

一緒に苦笑いしてる松本くん。

「俺は今朝いきなりまーくんがウチに押しかけてきたんだから。

『ニノー行こー！』っつって」

二宮くんも訴えてくる。

「早く行くなら事前に言えっつーの！

早朝にインターホンならしまくるなや」

ごめんごめーん

とか

全然悪びれてない風に謝る相葉ちゃんに

肘鉄をお見舞いしてるものの

ちゃんと来ている二宮くんは

優しいんだなって思う。