愛しのキキーモラ６【ヴィクトル・ニキフォロフ】 (ページ35)

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就活、面接、返事待ち　⑪ ページ35

目覚ましをセットして、お休み～と横になった海咲は、腕枕をしてくれようとするヴィクトルに痺れるよ、と言うが俺がしたいんだよ、と返される。

「海咲、俺にさせてよ」

ごそごそと動き、両足の間に海咲の体を挟んだヴィクトルに、仕方ないなぁとばかりにしぶしぶ頭をのせるととても嬉しそうに笑う。

「初めて海咲と一緒のベッドで寝れるね！」

「・・・・あ！そうだね」

そういえば家で寝てた時は雑魚寝状態だったと笑えば、ヴィクトルはそれも楽しかったよ、と笑う。
結局、裸は駄目だと言われTシャツとハーフパンツで寝転んだヴィクトルは自身が買い与えたもこもこのパジャマを着ている海咲を思いっきり抱き締める。

「ぬいぐるみみたいだ」

「もこもこだしね」

ご丁寧に、パーカーには長いうさ耳のついた真っ白な物であのランジェリーショップで見つけた物だ。

「ねぇ勇利、お前もこっちに来る？」

「お休み、ヴィクトル」

「来れば良いのに～」

断られちゃった～と笑うヴィクトルに、海咲は勇利君ヴィクトルのスルースキル上がってる、と笑う。

「海咲～勇利来てくれないって～」

「はいはい、寝るよ～」

海咲も勇利も酷いよ～と訴えるヴィクトルに、勇利は五月蠅い！と一喝した。