裏切り者 �� ページ40
Wow!海咲の部屋はスッキリなんだね！と驚くヴィクトルは思っていた部屋とは違う様子に驚きだと興味津々な様子で見渡す。
「ぬいぐるみやクッションがいっぱいとか思った？」
「うん。
でもブランケットやラグの手触りがいいね〜」
ふわふわもこもこの手触りにご満悦な彼に、どこでも寝れるようになってるのと笑う。
「寝る？」
「疲れたらそこらへんで倒れてるよ」
お布団にしたら敷きっぱなしになっちゃうし、ベッドを置くと部屋が狭くなるからとズボラな事をいう海咲にだからすぐにベッドの下に座り込んでいたのかと納得する。
「そういうのはちゃんとしなきゃ駄目だよ？先生も体が資本だろう？」
「ん〜そうなのはわかっているんだけど、体力回復の方が先に行っちゃうの」
「も〜・・・・わかった、今度から俺が運んであげる」
「え？」
海咲、軽いしそのまま持って帰ると笑うヴィクトルはそれとも・・・と海咲を押し倒す。
「俺も此処で寝ちゃおっかな？」
クスッと笑い頬を撫でれば真っ赤になった海咲がはくはくと声が出ない様子に初心だなぁと笑う。
「広いし、いい考えだと思わない？」
「っっっ！！！」
オロオロと周りを見渡し逃げようとするのをそっと体重をかけて抑える。
「ねーぇ、そうしよ〜よ」
「ヴィッヴィー・・・・あの、あのね？」
「もぅ、海咲？俺達ずっとそういう事無しになるの？」
もっと海咲に触れたいよと言われ、泣きそうな顔で混乱している様子にしまったなぁと苦笑が漏れる。
「ごめん、俺と英治の所為だね」
海咲は本当に何も知らないんだよね、俺だけなんだよね〜と、頭を撫でくすくすと笑う。
「ヴィー・・・？」
過保護に守られ過ぎていて、そういう経験がないまま・・・ある意味無垢過ぎるほどのまっさらの女の子だと嬉しそうに笑う。
「海咲が何も知らないのは分かっていたのに。
これからは俺が教えてあげる」
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作者名：若桜 | 作成日時：2017年12月13日 0時
