あぁ愛しのキキーモラ２【ヴィクトル・ニキフォロフ】 (ページ48)

今日:37 hit、昨日:2 hit、合計:39,800 hit

凱旋の舞台裏　② ページ48

窓際三列を予約していたお陰で、快適だと笑うとヴィクトルはそれは良かったと微笑む。
勇利がファーストにしなかったんだね、と言えばヴィクトルはだって遠くなるじゃないかと拗ねて見せた。

「は？」

「快適なのはファーストクラスだけど、座席との区切りが高いし広過ぎる。
かといってエコノミーだと狭いしね～」

俺もお前も足が伸ばせない！と言う彼にははは、と空笑いをするが、怪訝そうな海咲から本当の理由は？と聞かれる。

「座って居ても海咲を抱き締められるからだよｖｖｖｖ」

「・・・・そんな事だろうと思った」

ヴィーっては欲望に忠実過ぎると突っ込むと、海咲に関する事だからね！と胸を張られる。

「好きだよ」

「っ」

愛してる！と抱き締められ額にキスを落とされ羞恥に震えている海咲に背を向けた勇利は心の底から僕通路側で良かった！！と胸を撫で下ろした。