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コミュ障 ページ13
右手に海咲の腰を、左手に勇利の手を握ったヴィクトルから引き摺られる様に歩く勇利は、海咲が危な気なく綺麗なウォーキングをしていて目を奪われる。
下にカーペットが敷いてある為、歩き難い筈なのに胸を張り、颯爽と歩く海咲に自然と視線が集まる。
それを誇らしげに微笑み抱き寄せるヴィクトルに勇利は交流出来なくても良いよ〜と訴えるが『ダメダメ！』と叱られてしまい、『あああああ・・・・・』と死んだ目で引き摺られた。
「勇利君、きっとヴィーがフォローしてくれるから」
「僕、さっきシャンパン飲んじゃったんだよ」
また失敗したらどうしよう！！と頭を抱えている彼に、海咲は緊張でかえって酔いが吹き飛んでるんじゃない？と目を瞬かせる。
「え？」
「まぁ、何とかなるよ、きっと」
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年4月2日 20時
