美食＝貪食 �� ページ12
次々と料理を堪能している二人に、勇利は交流の仕方、教えてくれるって言ったのにな、と頬を引き攣らせると、クリスからあれは海咲が悪いよねぇと同情する。
「海咲って、ちょっと目を放すとトラブルに巻き込まれているよね」
「日本じゃ、寧ろトラブルが起こると対処してくれてたんだけど」
「マジ？」
全然想像出来ないと言うと、海咲のあのふわふわとした話し方が相手の毒気を抜いちゃうんだよ、と言えばクリスは海外じゃ舐められる要因にしかならないわけか、と納得する。
「ところで勇利、さっき喧嘩したら海咲が勝っちゃうって、どういう意味？」
「そのままだよ。
海咲ちゃん多分本気でキレさせたっら多分ヴィクトルも投げ飛ばせるよ」
現に、僕数回投げられてるからという勇利に、クリスはへぇ？と興味を示す。
「それは大変だね。
ヴィクトル海咲をキレさせなきゃいいけど」
「それは海咲ちゃん次第だね。
結構海咲ちゃんヴィクトルには甘いから」
「ふぅん・・・・変わらないな」
「何がだい？」
「ただいま〜」
クリスと話して居ると、戻って来たヴィクトルと海咲に勇利は何でもないよ、と苦笑する。
「そう？じゃ、勇利。
他の選手に話しかけてみようか」
「・・・・・え゛！？」
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貪食(どんしょく)
体内の細胞が不必要なものを取り込み、消化し、分解する作用
貪食作用と呼ばれ、生体の細胞性免疫に深い関わりを持つ。
ヒロインは此処では料理を食べて五感を使って料理を分析。
その内ロシアで再現料理を作る？つもり。
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年4月2日 20時
