羽化 ページ46
置いて行かれた勇利が、エステサロンに入るとスタッフ一同が興奮しており、そこには幼馴染のお姉さんではない氷の妖精が居た。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・は？」
ありがちな、ガッツリメイクではなく、素材を生かしたメイクと黒髪を生かしたヘアメイクで、ドレスも靴も完璧だ。
「やぁ、勇利。
お前もスーツぴったりだね」
いつの間にか用意していた自前のスーツを片付けられ、代わりに吊るされていたのは見た事も無い様な上質のスワローテイルに勇利は腰が引けるが、自分が持って来ていたスーツは既に部屋に運ばれており、着ていた服もクリーニングに出されていると聞き絶句したのだ。
「ヴィクトル、もしかして・・・・」
「ん？
お前も海咲も俺の大事な人だからね！」
どうだい？レアンドロの作ったスーツはと聞かれ、ヴィクトルが頼んでいたスーツってこれだったのか！と驚く。
「すごく、ぴったりだよ・・・・」
「だろ？
彼の作るスーツはオーダーメイドな上、その人の性格や生活する上で必要な所もカバーしてくれるから、スケーターの俺とお前でも突っ張る様な感じはないからね」
「うん」
凄く動きやすいと言えばくすくすと笑う。
「ところで勇利、何て俯いているの？」
「・・・・恥ずかしか〜」
海咲ちゃんって、こんなに美人だったんだと言えば、ヴィクトルは凄いよね☆と笑う。
「日本人って元々ミステリアスだけど、海咲は本当に雰囲気変わるよね〜」
180�僂鯆兇┐訖板垢離凜�クトルの横で、くすくすと笑う海咲は自然体なのにとても綺麗だ。
「ねぇ、それって化粧美人って貶してる？」
酷い〜と笑う海咲に、勇利は『ちっ違うよ！！』と慌てて否定した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
