魔法に掛けられて �� ページ44
迎えに来たヴィクトルは『Amazing.....』と息を飲む。
日本人らしい華奢な骨格と、黒髪を生かした装いは儚げで触れるのが怖い位だ。
「ちょっと！
聞いてないわよ、ヴィクトル！！
彼女本当に選手でもメイクアップアーティストでもないの！？」
「五月蠅いよ・・・・彼女は幼稚園の先生だよ」
海咲、綺麗だよと微笑むヴィクトルに店内の女性スタッフのみならず男性スタッフまで魅了されているが、ヴィクトルにだけ向けられるふわりと花が綻ぶかの様に微笑んだ海咲に彼は満面の笑みで手を広げて抱き締める。
「あぁ、誰にも見せたくないな」
「ヴィーも、格好良いから見せたくないよ？」
「本当かいｖｖ」
嬉しいな、と大人の男の微笑みを浮かべる彼に、海咲は『あれ？』と戸惑う。
「ふふ、それにしても間に合って良かったよ」
アイスブルーのドレスは太めの肩紐と背後での編み上げで海咲の華奢さを強調しているが、フロントのサテンのドレープがふくよかな海咲の胸元を強調しつつ上品に纏まっている。
腰も編み上げで絞った先にチュールとサテンが組み合わさったデザインで女性らしいボディラインを美しく見せていた。
「「え？」」
「海咲に似合うと思って、届けて貰ったんだよ」
日本からだったから、間に合って良かったと微笑まれ海咲は驚きに目を張る。
「にほん・・・・？」
「そうだよ？
やっぱりドレスはその国の人にあった調整ってあるからね」
それに、海咲ってば体が柔らかいから可動域を殺さない様に遊びの部分も多めに居るから、デザインとの両立させなきゃだしね〜と笑う彼に、海咲は確かに動きやすいと納得する。
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
