魔法に掛けられて �� ページ43
柔らかい体と聞いていたが、此処までとは思わなかったヴィヴィアンは、何故彼女選手じゃないのかしら、と首を傾げる。
確かに、並みのエステシャンでは施術は無理よね、と苦笑し骨格の歪みを直していくがあまり歪んではおらず、寧ろ肩に凝りを発見し『あ、日本人だわ』と笑う。
「それにしても、肌が綺麗ね」
「・・・・・そんなことありません」
苦々し気な声に、あら？と首を傾げる。
「そう？
とてもすべすべで気持ち良いけれど？」
きっと、ヴィクトルもそう言っている筈だけど？と言われ海咲はそれは贅肉じゃないでしょうか？と言えば貴女には骨格よりも素直になる様に心の歪みを直さなきゃなのね、と笑われる。
「え？」
「不安何てならなくて良いの。
だって、ヴィクトルってば専属のエステシャンしか近づけなかったし、その子達皆既婚者じゃないと安心できないとクレームを言って来る位なんだから」
信じてあげなきゃ、あの子可哀想と言われて海咲は顔を上げる。
「どういう意味ですか？」
「だって、あの子から貴女を無くせばもうあれは綺麗なだけの人形だわ」
年々苦し気に舞っているから、酷使された体も一緒に疲弊しきって居たのよと言われぐりぐりとツボを押されて悶絶する。
「ふふ、凝ってるわね★」
嫌がる勇利をメンズエステに放り込んだヴィクトルは、さっさと自分のメンテナンスを受け先に行っているよ、と声を掛ける。
待って！ヴィクトルー！！と叫んでいたが、海咲が心配だからと手を振り、スタッフに一つお願いをすると手を振って置いて行った。
「さて、俺のお姫様はどうかな〜」
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
