魔法に掛けられて ページ41
ホテルの前に出ているモーニングマーケットを腹ごなしに見て回った三人は、一時間程歩いてホテルに戻る。
「ねぇ、バンケットって何時から？」
「今日のアイスダンスの表彰式が終わってからだよ」
大体夕食と一緒になる事が多いよ〜と笑う。
「そっか」
じゃあ、ナイトドレスで大丈夫だね〜と笑う海咲にヴィクトルはに〜っこりと笑うとそうだね、と頷いた。
ホテルの部屋で、観光した時に購入したり教会で貰って帰って来ていたフルーツやお菓子でのんびり過ごしていた所にインターホンが鳴り首を傾げる。
「え？誰かな？？」
「知らんけど。
あ、ロシアチームの誰かかな？」
開けて来る〜と立ち上がる海咲に、勇利とヴィクトルはこらこらこら！と慌てて海咲の左右の手を掴む。
「危な過ぎる！」
「海咲、頼むからせめて確認してから開けて」
俺、心配で海咲を家に置いとけないかも知れないと溜息を吐き、確認に向かった彼に、海咲は呟く。
「私だって確認してからしか開けないし」
「・・・・そうは見えなかったよ」
じゃないと、二人から止められたりしないよ、と言われ頬を膨らませる。
「あれ？
何で海咲拗ねているの？」
拗ねてる海咲も可愛いけれどｖｖとヴィクトルは笑いながら美女を伴って戻って来る。
「「え？」」
「へぇ、可愛いじゃない」
「だろう？」
じゃあ、宜しく頼むよと言われた美女はにっこりと笑って海咲の手を掴む。
「え？え？」
「さ、こっちよ」
時間がないんだから！と急かされるが怯える海咲は慌ててヴィクトルの袖を掴む。
「ヴィ・・・ヴィー！」
「ん？」
どうしたの？と首を傾げる彼に、必死になって掴んでいると、やや暫らくして『あぁ』と思い当たったらしい。
「彼女はこのホテルのエステシャンなんだ。
ここで魔法をかけられておいで」
俺の奥さんは磨かないと可愛いけれど、磨いたら美人だと自慢しなきゃ☆と笑う彼に唖然とする。
「エステ・・・・シャン？」
「そうだよ」
なんで、何時の間にと言えばヴィクトルはくすくすと笑い後から俺も行くよ、と頬擦りした後キスを鼻の先に落とした。
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
