食べるという事 �� ページ40
食べ損ねていたグリルチキンを堪能し、野菜中心のメニューを食べる海咲の横でガッツリ肉料理を食べているヴィクトルに勇利は海咲にアドバイスして貰って選んだ朝食を突きつつ、ふと思った事を聞いた。
「二人って食事の好み全く違うんだね」
「え！？」「うん」
真逆の返事に驚くと、半泣きのヴィクトルが海咲にいい募る。
「海咲、俺これからは野菜しか食べないからずっと一緒に居て」
「は！？」
「俺、食事の事で喧嘩したくないし、離婚は嫌だ！」
「離婚！？」
言い募るヴィクトルに驚く海咲は、ヴィクトルの怯えた目にあ〜と苦笑する。
「ヴィー、そんな心配しなくても大丈夫だよ？」
「でも、食習慣や好みが違うと離婚率が上がるっていうよ？」
俺、絶対離婚なんてしたくない。だから喧嘩も嫌だ、と震える。
「その時は常備菜作れば解決するから気にしないで」
やり方はあるから、そんなに怯えないでと笑う海咲の手を握りしめた彼が本当に？と瞳を潤ませて見つめて来る。
「うん。
そもそも、兄弟で野菜食べるの私だけだし。
お兄ちゃんと修治に料理作らせたら完璧に仕上げるけれど、ほぼ肉しかないよ？」
炭水化物に炭水化物とかもあると言えば、ヴィクトルは自分が作る時はそれだけはしない様に気を付けようと戒める。
「でも、肉料理ばっかり海咲に作らせるのは悪いよ」
「・・・・肉料理ばっかりは食べさせないから」
ちゃんと、野菜もお魚も食べなきゃね〜と笑う海咲にヴィクトルは『俺、好き嫌いしないよ！』と宣言し、背後を丁度歩いていたヤコフ達から冷たい目で睨まれていた。
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
