情熱的な夜 �� ページ35
彼方此方に移動しては踊る二人に、勇利はもういっその事社交ダンスもやってみたらどうかな！？と突っ込む。
「「え？？」」
無理だよ〜と苦笑する海咲に勇利は絶対出来るよ！と力説する。
「バンケットにマスコミは入らないし、お酒入っちゃえば多少失敗しても大丈夫だよ」
そんだけこの激しいタンゴが踊れるなら大丈夫！と言う勇利に、ヴィクトルが眉を顰めて言い返そうとしたが、海咲の『ほんと？』と言う楽し気な声に振り返る。
「わからないかな？」
「うん」
「じゃあ、やりたい！！」
ヴィー教えてくれる？とダンスで上気し潤んだ目で見上げられたヴィクトルは、口をハートにして『勿論だよ☆』と笑った。
ワン・ツー・スリー
ワン・ツー・スリー
三拍子に合わせてステップを踏む海咲に、ヴィクトルは全然覚えているじゃないか！と驚く。
「え〜？」
「海咲、感が戻れば多分君完璧に踊れるよ！」
凄いよ！と褒められた海咲は、それでも舞い上がる心を押さえて苦笑する。
「ん〜」
今は踊れても明日は無理かも、と言えば途端に何故？と目を潤ませる彼にだって、と苦笑する。
「此処は誰も私を知らないもの」
明日は、そうじゃないでしょう？と言う海咲に、ヴィクトルは皆俺の妻だと思って見るよね♪と笑う。
「だから、嫌」
絶対踊らない！と拗ねる海咲にヴィクトルは『俺は踊りたい』と見つめる。
「海咲、怖くないよ？
それに、俺はこれからも海咲としか踊らないし」
俺、絶対しなきゃいけない義務の時以外は女性と踊らなかったから、と甘く見つめる。
「怖がらなくても、俺が守ってあげるよ」
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
