指導理念 〜放任か、見守りか〜 �� ページ4
街に出たい、と言った海咲に同意した勇利があの教会に行こうよ、と誘う。
「え？」
「知らないの？
SNSに海咲ちゃんの動画、あがってるよ」
「「えぇ！？」」
知らなかった！と慌ててチェックするヴィクトルに、海咲はチェックしたらダメー！！と縋る。
「嫌だ、だって俺海咲の動画撮ってないんだよ？」
「私なんて撮っても意味ないから！」
「そんな事無いよ！
海咲の歌声は綺麗でずっと聞いていたいよ」
子守唄も優しくて幸せな気持ちになったけれど、聖歌を謡い上げた君は美しかった！と力説されいや〜と頭を抱えでしゃがみ込む。
「道の真ん中でしゃがんだら危ないよ」
「それどころじゃありません！」
なんでー！？と叫ぶ海咲に、ヴィクトルはそりゃそうだよ、と苦笑する。
「海咲、とっても綺麗だったって言っただろ？」
本当に海咲が天使じゃなくて良かった〜と言われ、思わず逃げた。
教会に佇んでいチェレスティーノは、小さな物音に気付き振り返り顔を顰める。
まだこちらに気づいていない様で、微笑みを口元に湛えながらステンドウグラスを見上げる姿に空恐ろしいと顔を顰める。
「あっ」
視線を下げて、こちらに気づいた海咲に、チェレスティーノは魔女ではなかったらしいな、と嫌味を口にすると、海咲から表情が滑り落ちた。
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
