カガネルとベレン �� ページ22
しゃがんでる・・・おじさん？と首を傾げる海咲に、ヴィクトルはう〜んと説明していいか悩む。
「セクハラにならないかなぁ」
「？？」
不思議そうに瞬きを繰り返す海咲に、勇利が仕事柄大丈夫だと思うよ、と言い添える。
「・・・・その反応から見るに、シモ系？」
「「うん」」
まぁ、横から見てみてよ、と言われ覗いた海咲は大きく目を張るとくすくすと笑い出す。
「良く分かった」
「ね？」
くすくすと笑って、各国の有名人や政治家を見つけそう言えばスケーターは此処にはないね〜と言えば二人から絶対嫌だと首を振られる。
「海咲、もしあったら俺、断固抗議するよ？」
「僕も、自分が居たら嫌だ・・・・」
「あはははは」
確かに、嫌かも〜と笑う海咲はこのお人形ってどんな意味があるの？と首を傾げる。
「も〜・・・・これはこの土地の文化だよ。
翌年の豊穣・希望・繁栄を祈るためにクリスマスに飾られる人形らしいけれどね」
「そうなんだ・・・・ふふ、見慣れると面白くて可愛いかも」
え？買うの？と聞かれ、写真だけ撮ろうかな？と微笑む。
「是非そうした方が良いと思うよ！」
「ヴィクトル・・・・」
笑顔で阻止しようとする彼に勇利は乾いた笑みを浮かべるが、海咲はそれともお兄ちゃんのお土産にしようかなぁと笑う。
「英治に？」
「うん」
「う〜ん・・・・・止めてあげよう？」
もし、俺が海咲からそんなお土産貰ったら立ち直れないから、と言うヴィクトルにそんなに！？と驚く。
「俺、確かに海咲の事で英治とやりあったりしてるけど、それ以外では親友だと思っているんだよ？」
そうでなかったら、例え英治が金融関係に努めてるからって説明を惜しむだけで資産運用お願いしないよ、と肩を竦める。
「じゃないと、邪魔する為に全て使われるだろ？」
信頼関係は大切だと言うヴィクトルに、海咲はそっか、と嬉しそうに抱き着く。
「え？」
「お兄ちゃんとヴィーが仲良しで良かったｖ」
ちょっと、心配してたの、と言う海咲に心配かけてごめんね？と苦笑する。
「じゃないと、英治が海咲を海外に出すわけないじゃないか」
「あ」
本当だ、と笑う海咲にヴィクトルは苦笑した。
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若桜(プロフ) - 樹さん» お待たせしましてすみませんでした。お陰様でラストまで辿り着けました！なるべく更新出来る様に頑張ります！！ (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 11f532c383 (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 本編終了おめでとうございます。そして、リクエスト書いてくださってありがとうございます。これからも毎日更新していないか覗きに来ますので、作品楽しみに待ってます。 (2018年3月20日 10時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：若桜 | 作成日時：2018年3月19日 21時
