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ふぅ、と息を吐いて僕の大好きだったやまが話し始めた。




涼介「 ごめん、ゆうと。本当にごめんなさい。

なにも言わないで別れてそのままどこかへ行っちゃって。

あのね、俺病気になったんだ。



っ、、悪性脳腫瘍。

今ここにいるのは治療して一旦良くなってるからなんだ。

見つかってちょっとした頃にゆうとに言おうと思ってたけど

心配かけたくなくて咄嗟に出たのが別れよう、って言葉だった。

こんなこと言ったって信じてくれないだろうけど、



この1年間ずーっとずーっと

ゆうとのこと思ってた。



今ゆうとがいたらどんなに楽しいんだろうとか、

どんな言葉かけてくれるのかな

いたらすぐ治ってるのにな、


とかたくさんたくさん考えてた。


なのにふとあったら1年間で俺は前に進めてなくてむしろ

後退してるのにゆうとだけは前に進んでる気がして怖かった。


本当に本当にごめんなさい。」









脳腫瘍、、



頭の中で駆け巡るその良くないワードは
僕を一層混乱させた。








涼介「 突然そんなこと言われても、困るよね、

それも病気の身だし。

会えてよかった。あれ、こういうのはゆうとが言う台詞?

とりあえず、声をかけてくれてありがとう。」








少し沈黙の後で切ない顔をするキミの顔をじっと見つめた。





たしかに、頬は痩けて顔色も悪くてあまり良い状態ではないものの僕がずっとずっと想い続けていたキミだった。







裕翔「 ちがう、、違うんだ。

僕もずっとずっとやまのことを考えてた。

なんかしたのかな?とかなにが気に障ったんだろうとか、

そのうちなにも集中できなくなって実は仕事も半年休んでた。

そのぐらい僕の頭の中はやまでいっぱいだった。

やまの表情一つ一つ思い出しては酒に頼って泣いて、

最悪の1年間だった。




でも、やっっと会えた。

そりゃもちろん、病気になってるなんて思いもしなかったし

こんな未来なにも想像つかなかったけど、

病気なんて関係ない。どんな姿でもキミは


僕のだいすきな、だいすきな、、、やまなんだ。」








そういうと思わず涙が溢れて前も小さかったのにさらに小さくなったやまに抱きついた。









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いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» やっぱ意識してた?wwwwもう好きなとこ合いすぎて笑えるwwwwww (2018年12月28日 8時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - いちご 涼奈さん» やばいね、私そこ意識してたまじで笑うんだけどやーば笑 本当に好きな場所合いすぎでしょ笑笑 (2018年12月28日 7時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» まず最初の酸素ボンベをゴロゴロ引いて階段では持ってもらうってそこでもうめっちゃ萌える、、、、やっぱ本当に私達会う運命なのかしらww (2018年12月27日 23時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)
らぷ(プロフ) - いちご 涼奈さん» これ見た瞬間めっちゃにやけたんだけど実は私も一番設定とか好きなの笑 本当にやばいめっちゃ笑うんだけど笑 (2018年12月27日 20時) (レス) id: a92e560c7f (このIDを非表示/違反報告)
いちご 涼奈(プロフ) - らぷさん» ええええ、、、茜かなぁ、、、うーん、、うん茜が1番好きかなww (2018年12月27日 12時) (レス) id: be107a12f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:らぷ | 作成日時:2017年1月4日 5時

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