Petite lumiere

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それから数日間、
みんな忙しくてなんだかんだで面会に来れていなかった。



りょうは少しずつ元気になってきたもののまだまだ油断はできなくて心臓の方の機能の低下も見受けられてきた。



退院のめどは立たずに
入院してから３週間が経とうとしていた。
学生組２人の学校もそろそろ始まりまたみんな忙しくなってくる。




りょうはその頃焦りと寂しさでイライラしていた。



３日ぶりに光がやってきた。
光は来てくれるものの、特に話すことなく頑張ろうね、とかフルーツを小さく切って食べさせてくれるのだ。


光「 りょうくん来たよ。昨日熱あったって聞いたけど今はだいぶ楽になった？」


涼介「 ん 」


光「 大丈夫？」



少し反応を冷たくしていたら ふぅ、と光は息を吐いた。



光「 寂しかった？りょうくんが言わなくてもにぃちゃんだもん、わかるよ。」



何も言わないでいるといきなりほっぺを触られて


光「 寂しいなら寂しいって言わないと。
りょうくんは末っ子でにぃちゃんたちみーんなりょうくんのわがまま大好きなんだもん笑
ここ最近入院してなかったから不安だよね。心臓の発作も起きてるもんね、最近。
でもりょうくん頑張ってるから。先生もあと少しで退院できそうって言ってたよ。安心して。」





ずーっとずーっと言ってほしかった。
寂しいのに、寂しいって言っちゃいけない気がしてた。

勝手にそう思ってただけで、
最近考えてたこととか全部ひかに言い当てられちゃった。


りょうが思っている以上に
みんなは考えてくれてたんだって思えた。





もっとはやく、





寂しいって言えばよかった。







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