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小「せーーの、
圧倒的勝利ーー！俺ら以外全員敵ーーー！！」
なんていう掛け声だろう。
治安が悪すぎる。
とうとう正門くんのクラスとの試合が始まる。
ウォーミングアップ中
上から見てる小島健と目があって、
気を取られていたらボールが私のおしりに当たってしまった。
小「Aちゃんケツ大丈夫っすかーー？！！」
応援くらい大きな声で私の名前を叫ぶし
バスケ部次期部長が言うからさらに注目される。
最悪だ。
正「こじけんうっさい」
小「な、Aちゃんって、あれやんな
正門お気に入りの子」
正「まだわからへんし知りません」
小「でもすごいで俺のドリブル、カットしてん」
正「ほんま？」
試合が始まって
集中すると、応援の声は意外と耳に届かなかった。
さっきの試合の反省を応用するように
ボールを取ろうと動くけど
やっぱり元々運動していなかった私は
するりとかわされてしまう。
小「あーーー、惜しいな今の」
正「どっち応援してん」
試合が進むに連れて
点差が近づいて、離れて
今は正門くんのクラスが2点差で勝っている。
私はと言うと、最初小島健に名前を呼ばれていたのでマークされていたけど
今はもう初心者というのがバレて全然相手にもされていない。
試合終了5分前
相手のチームの女の子がドリブルでこっちに向かってくる。
あれ、なんか、この流れ
この前練習した時の小島健の動きに似てる気がする。
思い切って、
この前みたいに同じ動きなら、
私いけるかもしれない。
走って
走って
目を瞑りながら手を伸ばした。
バチンって、想像よりもすごく大きな音がして。
跳ねたボールを反射的に両手で掴んだ。
「え、」
正「おおお！やった！」
小「応援すんのそっちちゃうで」
掴んだ瞬間、ずっと聞こえなかった観客の声がわあっと聞こえて、
「A！そのままシュート！」
って、友達がいう。
むりだよ、そこまでは流石に！！
2秒間の間、脳みそフル回転させて
どうしようどうしようどうしようって時
末「A！！！」
すごく急いで、考えて行動しなきゃいけないのに
聞き慣れた私の名前を呼ぶ声だけ、
それはもう大きく聞こえた。
その声の方を見たら、
隣に、だいすきな正門くんがいるのに
正門くんが視界に入らないくらい
キラキラした
誠也くんがいて。
末「ボケっとすんなアホ！！
シュート決めんかい！練習したやろ！！」
私は気が抜けてしまって
ボールをぽろっと手から落としてしまった。
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soda(プロフ) - ひなさん» ひなさま感想ありがとうございます！わーーーキュンキュンしていただけて嬉しいですTT すこし長くなってしまいそうですが、頑張ります！感想ありがとうございました♡ (2022年3月25日 23時) (
レス) id: fa14f2d252 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - はじめまして☻ 読みやすくてリアルで凄くキュンキュンします！！更新楽しみにしてます！！ (2022年3月25日 1時) (レス) @page17 id: 66da10a625 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：soda | 作成日時：2022年3月23日 8時
