こんな展開望んでません (ページ41)

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やっぱり強敵な男ページ41

直人「岩ちゃん、臣、俺も大晦日と新年会参加するからよろしく。
Aちゃんがぜひ一緒にって誘ってくれたからさ」

　「Aちゃんに誘われた？」

　臣「いつ出会ったわけ？」

　直人「クリスマスに通り道だからって大樹と黎弥と一緒にスーパーで買い物して、その数日後にたまたま会って改めてご挨拶して、食事一緒にして、話盛り上がって、ライン交換してカラオケいく約束した」

　「驚異のコミ力ですね」

　臣「流石すぎてヒクんだけど」

　ご機嫌すぎると思ってたらいつの間にかAちゃんと知り合って仲良くなるとか最悪。

　直人「玲於見る目なさすぎない？
めちゃくちゃ可愛かったんだけど。
声も可愛いし、笑顔最高だし。
クリスマスでサンタコスだったんだけどあの帽子が可愛くてさ」

　臣「えっ俺も見たかった。
えっ写真ないのかな？」

　「何してるんですか！
俺、聞いてないし」

　直人「大樹の話だと、あそこのスーパー夏祭りの日は浴衣着たり、ハロウィーン時期は仮装して、クリスマスもサンタとかクリスマス系のコスプレするんだって、ハロウィーンなんて黒猫だったらしい。
俺も見たかったな黒猫Aちゃん」

　臣「えっその頃もう出会ってるのに知らなかった」

　黒猫のコスプレで働いてたとかなに考えてんの！
えっ写真ないのかな？

　直人「写真あるけど恥ずかしいからやだって言われてさー」

　臣「直人さんマジで嫌なんだけど」

　剛典「直人さんいくらでもお誘いあるでしょ？
大晦日も正月も来なくていいです」

　直人「いやAちゃんが誘ってくれたんだ
よ？何より大事だろ。
岩ちゃん、Aちゃんてさ、やっぱり小悪魔なんじゃない？
俺、手のひらの上で転がされちゃってる気がするんだけどー」

　臣「いやいやどういうこと？」

　マジで知り合って数日でどういうこと？

　直人「剛典くん以外の人とは二人きりでご飯食べないって決めてたのに直人くん誘い上手なんだもんって言われちゃった。
食べ物の好みが一緒ってさ、結婚相手の条件のひとつじゃんかー」

　浮かれっぷりがひどくない？

　直人「俺とAちゃん身長ほぼ同じなんだけどなんかまったく気にならないっていうか目線が一緒なのもいいかなって」

　「いやいやいや！
俺のAちゃんですから」

　臣「いや岩ちゃんの物ではないけど、やっぱりAちゃん反応とかがいいんだよね」

　直人「表情豊かで話題も豊富だし、漫画の話とか終わらないんだよね」

　直人さん、やっぱり強敵なんだけど。