可愛い酔っぱらい ページ20
岩ちゃんサイド
Aちゃんに電話したらぞろぞろ連れ来たからとりあえず送迎車に乗ってもらった。
若い三人に後ろに乗らせて、Aさんを真ん中にして臣さんと三人で真ん中に座る。
「剛典くんお疲れ様」
って言った顔がちょっぴり赤くて可愛い。
お酒強いんじゃなかったっけ？
颯太「いつもならこれぐらいじゃ平気な顔してるのに、今日は疲れてたのと登坂さんもガブガブ飲むからペースえぐかったんですよ」
臣「岩ちゃん、Aちゃんって、三代目でいちばん好きなの健ちゃんだってしってた？」
「いちいち言わなくていいから」
なんかいつもよりぶりっこ？可愛い。
「あのねー剛典くん、この後、みんなで臣くんの家いっても怒らない？」
「Aちゃんが臣さんの家に行くの嫌だけど、みんなでならいいよ。
Aさん明日休みなんだし」
「6連勤頑張ったから明日、明後日二日も休みだから今日はとことん呑むつもりだったの。
でもね、あんまり呑まないって言った臣くんががばがば呑むからなくなっちゃって、飲み足りなくて、臣くんの家ならケンチさんの日本酒とサントリーのいいウィスキーご馳走してくれるって言うからいい？
剛典くんが嫌ならコンビニ寄って帰るけど」
本音を言えばこんな可愛い酔っぱらいを臣さんや後輩にさらしたくないけど彼氏でもないし仕方ない。
「Aちゃん、さみしいけど飲みにいくのは許すから久々におやすみのチューしてくれる？」
「たかピーはこんなこと自分から言わないもん」
「Aちゃんお願い」
ほっぺにチュッてしてくれてスーパーの袋を渡される。
「サラダ以外は冷凍できるからね。
おやすみなさい、剛典くん」
「Aちゃん、うちもいいお酒はいろいろあるからまたおいで」
臣「ほっぺにチューされて喜ぶ岩ちゃん可愛いな。
俺もしてやろうか？」
「いりません。
ていうか、Aちゃんに手だしたら許しませんよ」
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作者名：エリー∞ | 作成日時：2023年3月4日 12時
