こんな展開望んでません3 (ページ4)

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愛されるページ4

剛典くんのお部屋に一人で入ったのはいいけど、手持ち無沙汰。
とりあえずソファーに座ってラインみたら色んな人からきてて、今、他の人のこと考えるのはダメだなってスマホを手放した。
そして剛典くんが帰ってきて、そのままキスされてシャワー浴びたくて抵抗したけどお姫様抱っこされてベッドに連れていかれて、強引なのにこれでもかってぐらい優しく抱かれました。
三回もされて、浴室に運ばれて洗われて湯船に浸かって、雑なくせに甲斐甲斐しく水飲まされたり、髪乾かされたりしたらキュンキュンしてしまった。
比べる人なんて二人しかいない私からしたら剛典くんとの夜はこんなに気持ちいいことがあったんだってぐらい気持ち良かったです。

　がっつきすぎたけど、好きな女に何年もしてないとか言われたら滾るじゃん。
反応も可愛すぎたし、思ってたよりいやらしい身体に溺れた。
気がつけば三回してて、このまま寝たくないってAちゃんが言うからお風呂沸かして、ヘロヘロのAちゃんをちょっと悪戯しながらも洗ってあげて、拭いてあげて、お水もわけてあげて、パジャマがわりに着せたロンティのえろさにもう一度沸き上がった衝動を抑えて、髪を乾かして、二人でベッドで寝た。

　俺が起きたらAちゃんは、素っぴんだけど昨日脱がせて洗濯機に放り込んだ服を着ていつでも帰れる状態だった。

　「今日は仕事遅いからもうちょっと一緒にいたかったのに」

　「今日から仕事だからおうち帰りたい。
朝、ご飯作る？」

　「いやバナナぐらいしかないし、いいや」

　「じゃあ私帰るね」

　帰ろうとするAちゃんを後ろから抱き締める。
「俺、ますますAちゃんが好きになったからAちゃん俺だけにさせてみせるね」

　振り向かせてキスをした。
しかも、可愛くないやつを長々と。
Aちゃんは顔を紅くさせて「またね」って出ていった。